最近、日本株が上がってきているから気になる、日本株ってオワコンなのかな。
このように日本株に対して興味を持つ方も増えてきているかと思いますが、日本株はオワコンだという論調も少なくありません。
そこで今回は日本株は本当にオワコンなのかといったことについて解説していきます。
- 日本株はオワコンか
- 日本株がオワコンな理由
- 日本株でオワコン化を避ける方法
- 日本株は長期より短期投資向き
日本株はオワコン?
結論から言うと日本株がオワコンかどうかは投資スタイルありきだと言わざるおえないでしょう。
理由としては日本株と一口に言っても多様な銘柄が存在しており、日本株に投資する各個人によっても投資スタイルは全く異なるからです。
実際に日本株は上場しているものだけでも3000銘柄以上が存在し、成長や配当を狙う長期投資やデイトレなどの短期投資などの投資スタイルがあります。
そのため、やはり投資スタイルありきとしか言えませんがそれでも日本株全体としては長期的にはオワコン感が否めません。
確かに直近では日経が回復基調にはありますが、これは通貨安やインフレ、一部の輸出企業が牽引しているだけで日本株の大部分が占める内需株が良いわけではありません。
つまり、通貨安で株価が上がったところで現状維持でしかないのです。
よって長期的観点から見ると日本株に関してはオワコンと言わざるおえないでしょう。
日本株がオワコンな理由

ではより具体的になぜ日本株がオワコンなのか。
以下では日本株がオワコンな理由を解説していきます。
- 上場でゴールが多い
- 株主軽視
- 従業員が硬直的
- ベンチャーキャピタル不足
- 内需ばかり
日本株は上場がゴールでオワコン
まず、1つ目の日本株がオワコンな理由としては上場でゴールが多い点があります。
理由としては経営陣が上場して自身の財産さえ増えれば良いと思っているケースが多いからです。
例えば、米国企業では上場はあくまでも資金調達の手段であり、今後も企業が右肩上がりで伸びて成長していくことが経営陣自身も望んでいることが多く、周りの投資家からも厳しく追求されます。
そのため、米国企業では上場後株価の右肩上がりを実現していく企業が比較的多いです。
しかし、日本株の企業では上場までは頑張る経営者が多いですが上場を果たすと経営者自身が持っていた持ち株の価値が大きく増加しそこで満足して企業を成長させることを怠けたり、上場目標を達成し燃え尽きることも少なくありません。
そんな日本株の企業ばかりでは株価は低迷し、成長することはありませんし、上場がある種ゴールになっているのは株主を欺き、経営陣が私腹を肥やすための舐め腐った態度でしかありません。
このような上場がゴールというような舐め腐った姿勢が日本株には多い以上、日本株はオワコンと言わざる負えないでしょう。
よって上場でゴールが多い点が日本株がオワコンな理由の1つだと言えます。
日本株は株主軽視でオワコン
次に2つ目の日本株がオワコンな理由としては株主軽視が強い点が挙げられます。
理由としては日本株は明らかに配当や自社株買いに回すお金が少ないからです。
一般的によく企業は株主ばかりに還元しているような風潮で語られることが多いですが、日本株に関して言えばむしろ株主への還元が少なすぎて株主を蔑ろにしているレベルで少ないです。
例えば、米国株では成長段階でとにかく成長に目を向けている時は無配ですが、その分研究や開発での投資に積極的で期待から株価が大きく伸びていたり、成熟企業では積極的に自社株買いで買い戻して還元したり、高配当で還元したりしています。
実際に米国株の方では米国企業全体では内部留保でお金を無駄にしたり、還元を渋ったりすることなく、全体としての還元率が80%近い数値になっています。
一方で日本株の企業は成熟企業が多い割には株主への還元が少なく、自社株買いや配当も出し渋り、無駄に内部留保を貯めている傾向にあります。
日本株の企業は安定のためなどふざけた内部留保の正当化を行なっていますが、明らかにそれは資金効率の無駄ですし、かといってそれらの成熟企業が成長企業のように投資に使うわけでもありません。
実際に株式会社である以上、このような内部留保は成長や投資に使うのでなければ本来の所有者である株主に還元しなければならないのですが、何かと出し渋る故に日本企業の全体としての株主への還元率は20%前後となっています。
このような本来の持ち主である株主に利益を還元しないような日本株の企業は明らかに株主を見下していますし、蔑ろにしすぎです。
よって株主軽視が強い点で日本株がオワコンな理由の1つだと言えるでしょう。
日本株は従業員が硬直的でオワコン
3つ目の日本株がオワコンな理由としては従業員が硬直的な点があります。
理由としては日本特有の終身雇用制となかなかクビにしづらい特有の雇用環境があるからです。
例えば、米国では給料や報酬が高い分、それ相応の結果が出せなかったり、ちょっとした事業再編や不景気で簡単にレイオフなどの解雇を実行できます。
そのため、企業で重要な財政に合わせたスムーズなコストカットや雇入が可能でその分従業員もそれに見合った成果を出すような風潮があります。
しかし、日本の終身雇用のような雇用体系では柔軟な市場環境への対応や人員整理などがしにくいため、なかなかコストカットができない上に仮に役に立たないような人を雇ってしまっても自主的に辞めるまで無駄に給料を払う羽目になります。
加えて、このような何もしないような人ですら給料がある程度保証されているため、レイオフなどの危機感がなく、真面目に働く方が馬鹿らしい環境になります。
そうなるとこのような環境で逆に非常に成果を出している人も給与面では報われず、やる気をなくし、優秀な社員ほど海外企業などに出ていってしまう可能性が高まります。
結果、大してやる気がなく適当に仕事をやっている人の方が特になり、適当に仕事をやっている人ほど残っていく構造になります。
よって従業員が硬直的な点が日本株がオワコンな理由として挙げられます。
日本株はベンチャーキャピタル不足でオワコン
4つ目の日本株がオワコンな理由としてはベンチャーキャピタル不足が挙げられます。
理由としては米国において多く有望な成長企業が生まれる1つの要因にベンチャーキャピタルの存在があるからです。
例えば、米国では起業家が新しいアイディアを思いついてもお金や人材がないと言った時に面白そうなアイディアや見込みのありそうな人であれば惜しみなく資金や人材を提供、紹介してくれるベンチャーキャピタルの存在があります。
そのため、特にシリコンバレーのような地域では新しい技術や事業が生まれやすく、実際にこういったベンチャーキャピタルなどが資金や人材を提供したり、繋いでくれたことでGAFAなどの企業が育っていったという背景があります。
しかし、日本においてはそのようなベンチャーキャピタルは少なく、新しい産業が生まれやすい環境などもありません。
よってベンチャーキャピタルというある種の新興企業への資金提供やネットワークの提供の仲介者が不足している点が日本株のオワコンな点として挙げられます。
日本株は内需ばかりでオワコン
5つ目の日本株がオワコンな理由としては内需ばかりな点があります。
理由としては日本全体としては少子高齢化で今後人口減少が見込まれているからです。
実際に日本全体としては人口が減少するため、全体のサービスや商品などは日本国内の需要としては確実に減っていきます。
しかし、日本株の多くは一部のグローバル展開や輸出を主な事業としている企業を除いては内需で回っている企業が多いです。
そのため、長期的に見れば内需の需要は減っていくため、多くの内需に頼る日本株企業は売り上げや利益が減少し、それにつれて株価も減少していく可能性が高いです。
よって内需ばかりで回っている企業が多い点で日本株がオワコンな理由の1つとして挙げられるでしょう。
日本株でオワコン化を避ける方法
一方で確かに日本株に投資をしていたとしてもオワコン化を避ける方法もあります。
そこで以下では日本株でオワコン化を避ける方法を解説していきます。
- デイトレに徹底
- 海外投資家の多い銘柄を選択
- 外需銘柄
日本株はデイトレに徹してオワコン化を避ける
まず、1つ目に日本株でオワコン化を避ける方法としてはデイトレに徹底するということです。
理由としては日本株に関してはデイトレに徹底することで長期的な株価の伸びを期待できないデメリットを避けることができるからです。
例えば、確かに内需で回っている日本株企業が多いため、今後長期的利益を狙うのは難しいですが短期的なデイトレードなら長期的に伸びるかどうかは関係なく取引できます。
実際に米国株は日本では夜からの取引で取引がしにくかったり、為替や手数料が大きかったりしますが、日本株では取引手数料が無料で為替も気にすることなく、短期トレードがしやすい環境が整っています。
しかも、日本株は米国株と比べると緩やかな値動きをしており、デイトレをやるには適しており、利鞘が取りやすいです。
よって長期的には右肩下がりの可能性の高い日本株でわざわざ長期で投資するよりも、1日で切り上げられるデイトレの方が日本株には向いており、日本株でオワコン化を避ける1つの方法だと言えるでしょう。
日本株は海外投資家の多い銘柄でオワコン化を避ける
次に2つ目の日本株でオワコン化を避ける方法としては海外投資家が多い銘柄を選択するという点があります。
理由としては海外投資家が多いことで株主還元への圧力が強まる可能性が高いからです。
例えば、日本の投資家が多い場合経営陣とあまり揉めないような忖度や適当な馴れ合いなどが起きる可能性が高まり、積極的に還元する可能性が低下します。
しかし、海外投資家特にアクティビストいわゆる海外の物言う株主は積極的に株主還元を求め、時には経営陣を総入れ替えするなどの強烈な施策や批判を行い、株主還元に消極的な企業や業績が低迷している企業には圧力を強めていきます。
こういった海外投資家が多く入っている企業では経営陣も積極的に株主還元を行なわざるおえず、結果として少数株を持っている個人投資家にも利益が入ってくることになります。
よって海外投資家が多い銘柄を選択するという点が日本株でオワコン化を避ける方法の1つだと言えるでしょう。
日本株は外需銘柄でオワコン化を避ける
3つ目の日本株でオワコン化を避ける方法としては外需銘柄を選択する点があります。
理由としてはグローバルで展開していたり、外需で展開している企業にとってはさほど内需の需要減少は問題ではないからです。
実際に日本自体の人口が減少して需要が減ったとしても海外の人口が増えているような地域で需要が大きくそこで本格的な利益を上げている日本株企業の場合であれば別に日本の内需の減少は問題にはなりません。
現実として日本や先進国地域では人口減少が問題とされていますが、新興国などを含む世界的な人口は今後も増加していくことが見込まれており、グローバルな需要は全体として増えていきます。
そのため、グローバルに活躍している日本株の場合は今後も利益を拡大し、株価の上昇や増配で株主還元のチャンスが長期的にも高いです。
よって外需銘柄を選択する点が日本株でオワコン化を避ける方法だと言えるでしょう。
日本株は長期よりも短期投資向き

結論としては日本株は長期的な投資では一部を除き全体としてオワコンなものが多く、どちらかというと日本株は長期よりも短期投資向きだと言えるでしょう。
理由としては米国株などと比べるとあまりにも長期的な伸びや還元が見込めるものが少ないからです。
それに対して短期投資であれば長期の動向などはあまり気にせずに海外株と比べても取引手数料が無料などが充実しており、デイトレなど短期的に利益を取る環境も整ってます。
また、日本株では全体的に人口減少などで右肩下がりのものが多いと予測がついている時点でその時その時で利益を確定させ、持ち越さないデイトレと比べてむしろ日本株では長期投資の方がリスクが高めだと言えるでしょう。
そもそも長期投資では右肩上がりでなければ意味がなく、米国株などの指数は右肩上がりになっていますが日本株では右肩あがりにはなっていません。
よって日本株は右肩あがりは見込めないため、長期投資よりはむしろ短期投資に向いているものだと言えるでしょう。
日本株の短期投資ならCFDがおすすめ
ちなみに日本株を短期投資を行う場合、現物だと小資金では同一銘柄を同一資金で1日のうちで回せないため、資金効率が悪くなり、信用でもレバレッジ3.3倍しかないため、小資金では難しい部分があります。
そのため、日本株を小資金でデイトレードなど短期取引をしたい場合はCFDがおすすめです。
理由としてはCFDは株やコモディティなどを差金決済ができるため、何度も同じ銘柄を1日で取引できる上にレバレッジを最大5倍から最大20倍までかけて取引ができるからです。
そのため、少額の資金しかない人でも大きな資金を動かせるため、短期でも大きな利益を狙うことができます。
しかも、日本の個別株などに加えて普通の信用取引では難しい日経225などの指数までも短期取引することが可能です。
よって日本株の短期投資を行う場合はCFDがおすすめです。
CFDならDMM CFDがおすすめ
ちなみにCFDを行うのならDMM CFDがおすすめです。
理由としてはDMM CFDでは取引手数料を含む各種手数料が無料で取引できるからです。
実際にCFDでは短期で取引するため、取引するたびにかかる取引手数料がネックになりますが、DMM CFDでは取引手数料がかかりません。
また、DMM CFDでは取引応援ポイントというものが提供されているため、一定額の取引毎に1ポイント1円で現金化して取引で使えるポイントが付与されます。
実際に日経225では10Lotの取引毎に3ポイント程度もらえる形となっています。
よって取引手数料が無料で取引応援ポイントなどの嬉しい特典も多い点でCFDならDMM CFDがおすすめです。
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