CFDでレバレッジ1倍での取引は可能?CFDのレバレッジ1倍が非効率な理由

CFD入門

CFDはレバレッジ1倍で取引できるの、CFDをレバレッジ1倍で取引したい

このような疑問や考えを持っている方も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回はCFDのレバレッジ1倍取引について解説していきます。

本記事の概要
  • CFDをレバレッジ1倍で取引するメリット
  • CFDをレバレッジ1倍で取引するデメリット
  • CFDのレバレッジ1倍取引がおすすめな人
  • CFDのレバレッジ1倍なら信用取引で十分
DMM CFD

CFDでレバレッジ1倍の取引は可能?

CFDではレバレッジ1倍取引は可能なのか。

結論としてはCFDではレバレッジ1倍で取引することが可能です。

理由としてはCFDでは証拠金が取引額と同じかそれ以上になるようにすれば実質1倍の取引ができるからです。

CFDでは金融商品によってレバレッジの倍率の最大が決められており、一般的には個別銘柄では5倍、株価指数は10倍、商品CFDでは20倍のレバレッジをかけることができます。

しかし、証券口座上では証拠金の額の他にレバレッジ分で使える額が表示されていることが多いですが、レバレッジの額を使う必要性はありません

そのため、レバレッジ分があったとしても証拠金のみの額で取引を行えば実質的には自己資金の範囲でしか行わないことになり、実質レバレッジ1倍の取引ができます。

よってCFDではレバレッジ1倍の取引は可能です。

CFDをレバレッジ1倍で取引するメリット

一方でCFDをレバレッジ1倍で取引するには特有のメリットがあります。

そこで以下ではCFDをレバレッジ1倍で取引するメリットを解説していきます。

CFDをレバレッジ1倍で取引するメリット
  1. ロスカットを減らせる
  2. 手段を増やせる
  3. 反対売買の制限がない

CFDのレバレッジ1倍はロスカットを減らせる

まず、1つ目のCFDをレバレッジ1倍で取引するメリットとしてはロスカットを減らせる点があります。

理由としてはCFDのレバレッジ1倍にすることで証拠金維持率を高く保つことができるからです。

例えば、証券会社によってもロスカットになる証拠金維持率は異なりますが、一般的に100%〜50%程度を下回ると追証やロスカットが発生します。

仮にレバレッジ10倍の取引において10万円の資金で100万円取引ができるにも関わらず、10万円の資金で取引を行った場合レバレッジ1倍になります。

そして買いポジションで取引して5%下落した場合、10倍そのまま100万円取引すると証拠金維持率は50%になりますがレバレッジ1倍では99.5%になります。

そのため、大きく相場が動いたとしてもロスカットの基準となる証拠金維持率を高く保ちやすく、ロスカット率を減らせることができます。

よってロスカットを減らせる点がCFDをレバレッジ1倍で取引するメリットだと言えるでしょう。

CFDのレバレッジ1倍で手段を増やせる

2つ目のCFDをレバレッジ1倍で取引するメリットとしては取引手段を増やせることができる点があります。

理由としてはCFDのレバレッジを使いつつ、1倍にすることで買いだけでなく売りからの取引もできるようになるからです。

例えば、レバレッジ1倍のCFDだと自己資金範囲で取引しているため、現物取引と大差ないようにも見えますがレバレッジ取引であることで現物ではできない売りからの手法も使うことができます。

そのため、現物では上昇相場でしか利益を出すことが難しいですが、レバレッジ1倍のCFDでは売りからも入れるため下落相場でも利益を上げやすくなります

よって買いに加えて売りからの取引も行えて取引手段が増やせる点がCFDをレバレッジ1倍で取引するメリットだと言えます。

CFDのレバレッジ1倍は反対売買の制限がない

3つ目のCFDをレバレッジ1倍で取引するメリットとしては反対売買の制限がない点があります。

理由としてはCFDでは証拠金の範囲内であれば同じ銘柄を何度も取引できるからです。

例えば、現物取引ではある銘柄を同一資金で同じ日に購入、売却した場合この時点でその日はその資金は拘束されてしまいます。

そのため、現物取引では同じ資金を同一銘柄で1日で何度も売買することはできません。

一方でCFDであれば実際にはその銘柄を所有しないため、同じ銘柄、同じ資金で1日内において何度でも取引が可能でレバレッジ1倍でも現物よりは資金効率が上がります。

よって反対売買の制限がない点がCFDをレバレッジ1倍で取引するメリットの1つだと言えるでしょう。

DMM CFD

CFDをレバレッジ1倍で取引するデメリット

一方でCFDをレバレッジ1倍で取引するにはデメリットもあります。

そこで以下ではCFDをレバレッジ1倍で取引するデメリットを解説していきます。

CFDをレバレッジ1倍で取引するデメリット
  1. 資金効率が悪い
  2. ヘッジ取引がしにくい
  3. 小資金では向かない

CFDのレバレッジ1倍は資金効率が悪い

まず、1つ目のCFDをレバレッジ1倍で取引するデメリットとしては資金効率が悪い点があります。

理由としてはCFDのレバレッジ1倍の取引では結局のところ自己資金しか使うことができないからです。

確かにCFDのレバレッジ1倍は自己資金分だけであるため損失リスクも低く、現物と比べて売りからも入れるため、手法としては広がりますがそれでも10倍や20倍の資金を使うのに比べて稼げる額は少なくなります。

実際にCFDではこの10倍、20倍といった高いレバレッジをかけて小資金で大きな資金を動かし、非常に大きな利益を狙えるのが魅力となりますがこのレバレッジ1倍の取引はその魅力を潰し、CFDの魅力を激減させることになります。

よって資金効率が悪い点がCFDをレバレッジ1倍で取引するデメリットだと言えるでしょう。

CFDのレバレッジ1倍はヘッジ取引がしにくい

次に2つ目のCFDをレバレッジ1倍で取引するデメリットとしてはヘッジ取引がしにくい点があります。

理由としてはレバレッジ1倍では使える資金が少なくなり、資金の分散がしにくくなるからです。

例えば、レバレッジ10倍であれば全体として使用できる資金は多く、逆方向に動く資産をそれぞれ取引するヘッジ取引で分散させる余力を持たせることができます。

一方でレバレッジ1倍ではヘッジをしようとしても主要で動かしている取引で資金が手一杯になったり、ヘッジしても動かせる資金が少なく比率をうまく調整できないといったことにも陥りやすいです。

よってヘッジ取引がしにくい点がCFDをレバレッジ1倍で取引するデメリットの1つだと言えるでしょう。

CFDのレバレッジ1倍は小資金では向かない

3つ目のCFDをレバレッジ1倍で取引するデメリットとしては小資金では向かない点があります。

理由としては小資金では利益が少なくなり、スプレッド費用などでマイナスとなる可能性も高いからです。

例えば、小資金でレバレッジ1倍のCFD取引をすると利益は少ない割に取引するたびにスプレッドコストや手数料が割高にのしかかります。

実際に小資金ではまとまった利益を出すためには取引回数を増やすことになりますが、取引回数を増やせばそれに伴いスプレッドや手数料も取られる回数が増加します。

よって小資金では向かない点がCFDをレバレッジ1倍で取引するデメリットだと言えるでしょう。

CFDのレバレッジ1倍取引がおすすめな人

とは言え、中にはCFDのレバレッジ1倍取引をおすすめできる人もいます。

そこで以下ではCFDのレバレッジ1倍取引がおすすめな人を解説していきます。

CFDのレバレッジ1倍取引がおすすめな人
  1. 資金が多い人
  2. リスクを抑えたい人
  3. 相場になれたい人

CFDのレバレッジ1倍は資金が多い人におすすめ

まず、1つ目のCFDのレバレッジ1倍取引がおすすめな人としては資金が多い人が挙げられます。

理由としては資金が多ければCFDのレバレッジ1倍のメリットのみを享受しやすいからです。

例えば、資金が多い方であればわざわざ10倍や20倍のレバレッジをかけなくても大きな利益を狙えつつ、CFDの1倍にすることで現物ではできない売りからの取引や同一銘柄を同一資金で何回も1日で取引できるといったメリットのみ享受できます。

そのため、もともと大きな資金を持っている方はCFDの1倍取引にすることで取引手法のみを増やしたある種現物取引のようなことができます

よって資金が多い人がCFDのレバレッジ1倍取引がおすすめな人の特徴の1つとして挙げられます。

CFDのレバレッジ1倍はリスクを抑えたい人におすすめ

2つ目のCFDのレバレッジ1倍取引がおすすめな人としてはリスクを抑えたい人が挙げられます。

理由としては証拠金維持率が高くなり、ロスカットや追証の可能性も低くなるからです。

実際に利益は少なくても良いからとにかくリスクを抑えたいという方にとってはレバレッジ1倍では仮に大きく動いたとしてもそこまで極端に証拠金維持率が極端に下がることがないため、ロスカットや追証にも怯えずに済みます。

そのため、利益は大きく出ませんが大きな損失も被らずに取引を行えます

よってリスクを抑えたい人がCFDのレバレッジ1倍取引のおすすめな人の特徴の1つとして挙げられます。

CFDのレバレッジ1倍は相場に慣れたい人におすすめ

3つ目のCFDのレバレッジ1倍取引がおすすめな人としては相場に慣れたい人が挙げられます。

理由としてはいきなりレバレッジを10倍、20倍かけるよりも特にあまりCFDの取引に慣れてない人はレバレッジの低い取引で始めた方が良いからです。

例えば、CFDの取引や相場に慣れていない状態で高いレバレッジをかけて取引を行うととんでもない損失を被ったり、慣れてないが故の損失も起こしやすくなります。

一方でCFDのレバレッジ1倍で取引を高くレバレッジをかける前に行えばCFDの取引方法にも市場にも実践で慣れることができ、レバレッジ1倍であるがために失敗しても損失を少なくできます

その後慣れていけば徐々にレバレッジを引き上げていくと良いと思われます。

よって相場に慣れたい人がCFDのレバレッジ1倍取引がおすすめな人の特徴として挙げられるでしょう。

DMM CFD

CFDのレバレッジ1倍なら信用取引でも良い

結論としてはCFDのレバレッジ1倍で取引するのであれば正直信用取引でも良いと言えるでしょう。

理由としてはCFDでは最大20倍に対し信用取引では最大3.3倍とレバレッジは非常に低いですが結局レバレッジ1倍にするのであればリスクは変わらないからです。

また、どちらも同一資金を同一銘柄で1日で何回転もできますし、売りからも入れることには変わりありません。

一方で一般的にコストとなる手数料やスプレッドは信用取引の方が低く、手数料は無料、スプレッドもより低いことが多いです。

よってCFDのレバレッジ1倍で取引するのであれば信用取引で実質レバレッジ1倍の取引をした方が良いと言えるでしょう。

CFDや信用取引ならau株コム証券がおすすめ

ちなみにCFDや信用取引ならauカブコム証券 がおすすめです。

理由としてはau株コム証券なら株口座を開くと信用取引口座や取引所のCFDも開設できるからです。

しかも、au株コム証券なら取引所CFDの口座が開設できるため、市場取引ができスプレッド範囲も狭くより公正な取引ができます。

CFDには店頭CFDと取引所CFDがあり、店頭CFDでは証券会社との取引になるため、スプレッドも証券会社が決めて不明確になるためです。

よってより公正な取引ができる取引所CFDが開設できるauカブコム証券 が本格的にレバレッジをかけてCFDを取引する上ではおすすめですし、信用口座も開設できるためレバレッジ1倍の取引をしたい方にもおすすめだと言えるでしょう。

ちなみにau株コム証券はKDDIと三菱UFJに運用されているため、安心して取引ができると言えるのではないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました